書きそんじハガキ・キャンペーンポスター
ポングロ・クラオム寺子屋(カンボジア)
ミルバチャコット寺子屋(アフガニスタン)
女性たちのための識字クラス(ネパール)
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/145363/LL_img_145363_1.jpg
書きそんじハガキ・キャンペーンポスター
キャンペーン詳細URL: http://www.unesco.or.jp/terakoya/kakisonji2018
当連盟は、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた取り組みの一つとして、戦争や貧困など、さまざまな理由で教育の機会に恵まれない子どもや大人のために「学びの場=寺子屋」を世界に広げていくユネスコ世界寺子屋運動を展開しています。この活動を支える一環として行っている「書きそんじハガキ・キャンペーン」は、ご家庭に眠っている“タンス遺産(※)”を募金に換える活動で、1990年に開始して以来、2017年で27年目を迎えます。年賀状シーズンとなる12月からは特に書きそんじハガキの回収を強化するため、全国の皆様に協力を呼びかけています。
世界に6,100万人もいる学校に行けない子どもたちのために。6人に1人といわれる読み書きができない15歳以上の人たちのために。うっかり書きそんじてしまったハガキをはじめ、タンスの中に眠った遺産を、世界の人々の学びの支援にかえることができます。書きそんじハガキや“タンス遺産”で、ユネスコ世界寺子屋運動にぜひご協力いただければ幸いです
※書きそんじてしまった郵便ハガキ、買い過ぎて余ってしまった年賀ハガキ、使っていない切手、商品券、未使用のプリペイドカード(テレホンカード、図書カード等)、株主優待券など家庭に眠っている換金ができるもの。
■2017年度これまでの活動実績
1) 全国の企業や個人の皆様から前年比126%にあたる約108万枚(5,076万円相当)のタンス遺産が集まりました。
2) カンボジア、アフガニスタン、ネパールで寺子屋各1軒完成し、27年間で合計528の寺子屋が誕生しました。
「ポングロ・クラオム寺子屋(カンボジア)」2017年3月完成
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「ミルバチャコット寺子屋(アフガニスタン)」2017年12月完成
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カンボジア、アフガニスタン、ネパールの3カ国で4,000人以上が識字クラス、小学校クラス、幼稚園クラスの他、技術訓練を実施しました。27年間で130万人に学びの機会を届けることができました。
女性たちのための識字クラス(ネパール)
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中学校で学ぶ寺子屋卒業生たち(カンボジア)
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■現地からの「ありがとう」の声
カンボジアより:寺子屋の「復学支援クラス」を卒業して中学校に進学した生徒からのメッセージ
「村にできた寺子屋のおかげで、小学校の勉強を終えて、中学校に入ることができました。とても嬉しいです。中学校では友達が増えて、面白い科目もあります。もっと勉強を頑張って、大学を出て、村に戻って発展に貢献したいです。皆さん、私に友達との出会いと、チャンスをくださってありがとうございます。」
サムナンさん(13歳)
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アフガニスタンより:カブールの寺子屋の識字クラスで学ぶ女性からの直筆メッセージ
「学ぶ機会を提供してくれた皆さんに感謝しています。私は戦闘のため故郷を離れなければならず、学校に行く機会がありませんでした。今では、字の読み書きができるようになって幸せです。今後も継続的に支援してもらえれば嬉しいです。」
カデジャさん(33歳)
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カンボジアより:非識字者から幼稚園教諭になった女性からの声
私は1990年に小学校を中退した後、文字の読み書きもできないまま3人の子どもの母親になりました。29歳の時、寺子屋の識字クラスに通うチャンスをもらい、読み書きができるようになり、とても自信が付きました。その後NGOが行ういろいろな研修に参加して知識を増やし、他の人たちを教えるファシリテーター役まで担うようになりました。今、私は自分が学んだ寺子屋で幼稚園の先生をしています。
スグォン・ソパルさん(39歳)
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■過去最高を記録した地域の回収状況(都道府県ランキング)
https://www.atpress.ne.jp/releases/145363/att_145363_1.xlsx
※2016年11月~2017年10月の期間、ユネスコ協会から送られてきた枚数をもとに、ランキング。ユネスコ協会がない県や市区町村もあります。
■2018年度ユネスコ世界寺子屋運動の活動予定・目標
【活動予定】
1)アフガニスタン、カンボジア、ネパールに各1軒の寺子屋を建設。
2)約6,000人の人たちに学びの機会を提供。
3)教員や寺子屋を運営する人たちの人材育成も継続。
【活動目標】
2018年5月末までに書きそんじハガキ110万枚を回収。
■ユネスコ世界寺子屋運動とは
戦争や貧困など、さまざまな理由で教育の機会に恵まれない子どもや大人のために、「学びの場=寺子屋」を世界に広げていく運動。1990年に開始。寄付や募金、書きそんじハガキ・キャンペーンなどを通じて集まった支援により、現在はアフガニスタン、カンボジア、ネパールで活動を展開しています。
寺子屋の建設や教員給与の補助など日本からの一方的な支援では、終了と共に現地の人たちの興味関心がなくなり、建物自体も使われなくなってしまいがちですが、世界寺子屋運動では、現地行政や支援先の地域の人たちと協力し、寺子屋を立てる前の段階から地域の問題を話し合い、共に考え、計画、行動するという方針に重きを置いています。地域の人たちにとって自らの活動であるという意識を高めることで、支援終了後も自立して寺子屋の運営を続け、村を活性化できる体制を整えています。
■書きそんじハガキ・キャンペーンとは
書き間違えや、古くて使用しないなどの理由で投函されていない未使用ハガキを回収するキャンペーン。キャンペーンを通じて集まったハガキを募金に変え、寺子屋運動の展開に使用しています。
●11枚の書きそんじハガキで、カンボジアではひとりひと月学ぶことができます。
●未使用切手や商品券、未使用のプリペイドカード(QUOカード、図書カード等)でも同等の支援ができます。
※書きそんじハガキ・キャンペーン2018 強化期間:2017年12月1日~2018年5月31日
強化期間以外にも、ハガキや金券などの回収は一年中受け付けています。
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*2017年6月1日より通常はがきの料金は62円に変更されています。
キャンペーン詳細URL: http://www.unesco.or.jp/terakoya/kakisonji2018
■参考資料 都道府県別・地域ユネスコ協会によるキャンペーン実績(一覧)
https://www.atpress.ne.jp/releases/145363/img_145363_10.png
*書きそんじハガキ・キャンペーンに参加していないユネスコ協会、地域ユネスコ協会がないエリアもあります。
*書きそんじハガキ等を日本ユネスコ協会連盟に直接送付していただいた方の実績は含まれておりません。
■公益社団法人日本ユネスコ協会連盟について
公益社団法人日本ユネスコ協会連盟は、UNESCO憲章の理念にもとづき、国際平和と人類共通の福祉の実現を目指し、ボランティアで活動する全国282のユネスコ協会とともに、国内外での教育の普及や、国内外の自然や文化の保護保全する世界遺産活動等、さまざまな活動を推進しています。