販売の様子
松永窯外観
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/133468/LL_img_133468_1.jpg
販売の様子
大堀相馬焼は、福島県双葉郡浪江町にて300年続く伝統工芸品です。亀裂の入った青ひび、走り駒という馬の絵、二重焼き構造という特徴を持ち、北国東北ならではの風土に育まれた民窯として長く親しまれてきました。2011年の東日本大震災による原発事故の影響で、窯元すべてが強制退去を余儀なくされました。
その後2014年に浪江町から100km離れた西郷村にて再建し、現在も伝統の灯を絶やさないために作陶に励んでおります。
そのような中、2017年7月上旬に発生した九州北部豪雨により大打撃を受けた福岡県東峰村の小石原焼の窯元に少しでも役に立てればと思い、商品の一部を「松永窯」の店舗にて販売することにいたしました。
【販売支援のきっかけ・背景】
元々、松永窯の4代目でもある、松永武士が勉強のため全国の工芸産地を訪ねている時に、大堀相馬焼以外にも素晴らしい工芸があることを知ったことがきっかけです。
また、全国の産地も大堀相馬焼と同じように販路先がなかったり後継者がいないなどの悩みに直面していました。大堀相馬焼 松永窯は震災以後、販路がなくなってしまったため、これまでインターネットでの販売・広報宣伝を若い人が中心となって実施しています。そのやり方を他の工芸に活かせたらという想いで「縁器屋」という屋号を立ち上げました。
「では・・・最初はどこの産地からはじめよう。」と思った際に丁度、大堀相馬焼の催事を福岡で開催した時に出会った、東峰ムラガールズの上野恵梨奈さんを通じて東峰村を訪問し、小石原焼の窯元6窯 鶴見窯、圭秀窯、マルワ窯、やままる窯、マルダイ窯、カネハ窯さんをお繋ぎいただき、少しずつですがインターネットとイベントでの販売をさせていただきました。「縁器屋」は、これまでにたくさん窯元さん方に支えてもらい、試行錯誤して約1年間運営をしてきました。「これからより一層がんばっていこう!」というときに今回の災害が発生しました。
<「小石原焼」の窯元の現状>
被害の大小はありますが、工房や自宅の復旧に、村全体の災害対応で十分な作陶はもちろん、お店を営業できる体制ではありません。また、道の駅や協同展示場なども営業しておりません。
<地域の誇りを全国に>
東峰村にとって、小石原焼は重要な“誇り”です。約2,000人の村に50軒の窯元があることから、貴重で非常に重要な役回りを果たしていることは間違いありません。窯元さんの本来の仕事ができない今こそ、その“誇り”を少しでも全国に発信するお手伝いができればと思っています。
今回の「松永窯」での販売は、小石原焼の窯元さんと共に運営しており、売上げの60パーセントが各窯元へと支払われます。
■店舗概要
場所 : 大堀相馬焼 松永窯(設立:1910年)
福島県西白河郡西郷村小田倉字小田倉原1-31
アクセス : <車でお越しの方>
白河ICから白河方面出口より出て、信号左で5分
<新幹線でお越しの方>
JR「新白河駅」西口よりタクシーで5分
営業日 : 月・火・金・土・日 10:00-17:00(休業 水・木)
URL : http://soma-yaki.com/
Facebook : https://www.facebook.com/matsunagakama
Twitter : https://twitter.com/oborisomayaki (@oborisomayaki)
Instagram: https://www.instagram.com/soma_yaki/ (soma_yaki)
[小石原焼 販売窯元]
圭秀窯、鶴見窯、マルワ窯、マルダイ窯、やままる窯、カネハ窯
※「縁器屋」楽天市場店でも販売支援いたします。
http://www.rakuten.co.jp/engi-ya