「TSUTAYAの謎(台湾版)」
本書のはじまりは、1,400店のTSUTAYA&5,300万人のT会員を有する、日本最強の「メディア商店」TSUTAYAのビジネスに対する疑問=謎にありました。たとえば、本も雑誌もCDも、家電も売れないご時世に、あえて、東京・代官山に本屋さんを開いたり、二子玉川で家電屋さんを始めたりなど――。
そして、TSUTAYAにまつわる謎を探るべく、川島蓉子自身が、TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブの増田宗昭社長に問いかけ、答えてもらう対談の経緯を、1冊の本にまとめました。
増田社長から紡ぎ出された言葉の裏には、マーケティングの本質をとらえた強い意思があり、近未来に向け、市場を切り拓いていくヒントが散りばめられています。
TSUTAYAという日本企業のユニークなビジネススタイルが、台湾の方々のビジネスやさまざまなシーンでのご参考になれば幸いです。
【書籍概要】
書籍名:TSUTAYAの謎 増田宗昭に川島蓉子が訊く (台湾版)
著者 :川島蓉子
発行 :麥浩斯出版社
価格 :350元
発売日:2017年4月20日発刊
<目次>
第1章 なぜ、TSUTAYAが家電店?
第2章 なぜ、巨大書店を全国展開?
第3章 なぜ、ビッグデータより勘なの?
第4章 なぜ、“おんな”の気持ちがわかるの?
第5章 なぜ、会社を「小さく」するの?
【著者紹介】
川島蓉子(かわしま・ようこ)
伊藤忠ファッションシステム株式会社 ifs未来研究所 所長
1961年新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科修了。
ifs未来研究所 所長。
ファッションという視点で消費者や市場の動向を分析し、アパレル、化粧品、流通、家電、自動車、インテリアなどの国内外の企業と、ブランド開発・デザイン開発などのプロジェクトを行う。
多摩美術大学非常勤講師。Gマーク審査委員。
読売新聞で「くらしにごぼうび」という週刊コラムを連載。その他、日経MJ、ブレーン、日経トレンディなどに定期的に寄稿。
<主な著書>
『資生堂ブランド』(アスペクト)
『フランフランの法則』(東洋経済新報社)
『川島屋百貨店』(ポプラ社)
『虎屋ブランド物語』(東洋経済新報社)
『なぜデパ地下には人が集まるのか』(PHP新書)
『イッセイミヤケのルール』(日本経済新聞出版社)
『社長とランチ』(ポプラ社)
『ブランドはNIPPON』(文藝春秋)
『ライフスタイル仕事術』(PHP研究所)
『川島プロジェクト』(文藝春秋)
『モノ・コトづくりのデザイン』(日本経済新聞出版社)
『ユナイテッドアローズ』(アスペクト)
『日本をはみ出る』(六耀社)
『チャーミングな日用品365日』(ハースト婦人画報社)
『エスプリ思考』(新潮社)
『社長、そのデザインでは売れません!』(日経BP社)
『TSUTAYAの謎』(日経BP社)
『老舗の流儀 虎屋とエルメス』(新潮社)
『みらいをひらく、わたしの日用品』(リトルモア)
※2017年4月現在