カドミウムフリー色 7色
製品画像(海外製)
カドミウムvsフリー
アクリル絵具の代名詞リキテックス ブランドは1955年にアメリカで誕生して以来、アーティストのために絶えず進化し、イノベーションを続けてきました。そしてアーティストに安全・安心な画材を提供するためにカドミウムに代わる絵具の開発を続けた結果、「カドミウムフリーシリーズ」をマーケットに導入することに成功。カドミウム色とカドミウムフリー色の2種類のラインナップを提供し、アーティストが自由に選択できるようにします。
■カドミウム色とは
非常に鮮やかな発色を持ち、カドミウムの単一顔料から作られている絵具。不透明度(オペーク力)が強く、耐光性に優れ、混色した際にも強い発色や色の濃さを保ちます。環境や健康面上の配慮から規制されている国もある中、世界中のアーティスト達から絶大なる支持を得て愛用され続け、これまで代替となる色がないとされてきました。
■カドミウムフリー色について
健康や環境に配慮し、カドミウム顔料を取り除いたリキテックスのアクリル絵具。最高品質のアーティストグレードの顔料のみを含む配合で、カドミウム色と同等の性能を持ちます。これまでカドミウム顔料を避けてきた安全性意識の高いアーティストに、新たな選択肢を与えることとなります。
■開発ラボにおけるテスト
カドミウムフリー色は、リキテックスをグローバルで発売しているコルアート社の科学者数名により、3年の月日をかけて開発され、いくつかのテストを実施しました。
・耐光性(退色)テスト
耐光性試験機による300時間の照射テストを実施(ギャラリー展示での100年間相当)。
カドミウムフリー色にはほとんど変化がなく、カドミウム色同様、ほとんど退色が見られませんでした。
・カドミウムフリー色を厚塗りをした時の色の明るさや、薄く重ねた時の繊細さをテスト。
・ホワイトでカドミウム色を薄めた時の、色の濃さや発色の良さをテスト。
・不透明度(オペーク力)の高さをテスト。
・描画時の粘性と流動性をテスト。
以上のテストを実施した結果、カドミウムフリー色がカドミウム色と技術的・性能的に同等であることが実証されました。
■アーティストへのブラインドテスト
コルアート社はエンドユーザーであるアーティストにもテストを実施しました。アメリカで活動する41名のアーティストに、従来のカドミウム色が含まれるセットとカドミウムフリー色のセットの2種類を送りました。それぞれのセットの違いを伏せて1か月間使用してもらったところ、ほとんどのアーティストは、カドミウム色とカドミウムフリー色の違いを見つけることはできませんでした。
■安全の証明:APマーク
カドミウムフリー色にはACMII(※)の認証を受けたAPマークが付いています。APマークとは安全性を示すマークであり、医療機関が毒物学的評価において、幼児を含む人体に有毒・有害ではなく、急性・慢性の疾患を引き起こす量の物質を含まないことを証明しています。
(※)画材業界の国際協会。安全性を検証し、認証する機関。
■リキテックスの歴史
1955年にアメリカで誕生した世界初の水性アクリル絵具。それが「リキテックス」です。リキテックスは水で簡単に扱え、乾燥後は水に溶けない、とてもじょうぶな画面をつくり出します。この画期的な絵具は、アーティストのさまざまな表現の可能性を飛躍的に広げ続けてきました。また1960年代のアメリカを代表する芸術運動である「ポップアート」にも大きく影響を与え、デイヴィッド・ホックニーやアンディ・ウォーホル、ジョン・ホイランドなど多数のアーティストが愛用していました。1968年に日本での販売が始まって以来、リキテックスはアクリル絵具の代名詞として広く知られ、新しい時代をつくるアーティストに親しまれています。
リキテックスWEBサイト: http://liquitex.jp/
■商品詳細
商品名:リキテックスカラー レギュラータイプ カドミウムフリーシリーズ
発売日:2017年冬(予定)
色数 :全7色
容量 :20ml
価格 :430円+税~660円+税
販売店:全国の画材店、文具店、ホームセンターなど
■会社概要
名称 : バニーコルアート株式会社
本社所在地: 東京都江戸川区臨海町3-6-3
設立 : 2002年12月12日
資本金 : 9,800万円
代表者 : 代表取締役 石井 栄一
業種 : 画材・デザイン材料の製造および卸販売
URL : http://www.bonnycolart.co.jp