ヘストン・ブルメンタール
Counting sheep
Damping through the boroughgroves
世界で最も尊敬される現役シェフの一人であるブルメンタール氏は、英国王立化学会の特別研究員をはじめとした数々の名誉職に就いており、英国料理界への貢献が認められ、大英帝国勲章も授与されています。今回の受賞により同氏は、過去に同賞を獲得したフランス料理界の巨匠、ポール・ボキューズ氏や、アラン・デュカス氏、アラン・パッサード氏、ジョエル・ロブション氏、さらにはアメリカ料理界を牽引するアリス・ウォータース氏、ダニエル・ブリュ氏、トーマス・ケラー氏などのエリート・シェフの仲間入りを果たすこととなります。ブルメンタール氏の略歴は次の通りです。
料理界で最も影響力のある人物のひとりに数えられる、現在50歳のブルメンタール氏は英国の著名なシェフ、レイモン・ブラン氏の「ル・マノワール・オ・キャトル・セゾン(Le Manoir aux Quat'Saisons)」で2週間だけ料理人としての下積み修行をした以外は、ほぼ独学で料理を学んだ。五感を駆使した氏の料理に対するアプローチは、「食」への絶え間ない探求心と挑戦、そしてこれまでの常識を打ち破るような料理を作りたいという強い意志によって確立された。1995年にイギリスの田舎町ブレイにわずか40席余りのレストラン「ザ・ファット・ダック」を開店すると、これまでなかった香りや食材を組み合わせた革新的な料理が話題を呼んだ。
ブルメンタール氏が生み出した店の看板メニュー「エスカルゴのお粥」や「スクランブルエッグとベーコンのアイスクリーム」は、料理に芸術と化学の要素を見事に融合させ、料理界の革命児としての同氏の地位を揺るぎのないものとした。飽くなき探求心を失うことなく、科学と化学、想像力とユーモアを駆使した実験的なメニューを開発し続けた「ザ・ファット・ダック」は、1999年にミシュランの1つ星を初めて獲得すると、2002年には2つ星、2004年には遂に3つ目の星を獲得した。更に、2005年度の「世界のベストレストラン50」では栄えあるNo.1の座に輝いた。
「ザ・ファット・ダック」での成功を経て、2004年には同じくブレイの町にある15世紀から続くパブ「ザ・ヒンズ・ヘッド(The Hinds Head)」を買収し、四季折々の食材を使い、古くから伝わるレシピで英国の伝統料理を提供するレストランを開店。さらに2011年には、ブレイ以外のロケーションでは初出店となる「ディナー・バイ・へストン・ブルメンタール」をロンドンのマンダリン オリエンタル ハイドパーク内にオープンし、幅広い年代の顧客からの支持を獲得している。
「ディナー・バイ・へストン・ブルメンタール」で提供される料理は、14世紀に英国で食べられていた古来のレシピを近代的な料理技術を用いて調理したもので、開店1年後の2012年に早くもミシュランの1つ星を獲得した。同時に「世界のベストレストラン50」のリストに初登場で第9位にランクインし、その後はリストの常連になっている。英国内で彼が経営するレストランは他に、ブレイにある「ザ・クラウン・パブ(The Crown pub)」とロンドンのヒースロー空港内にある「ザ・パーフェクショニスツ・カフェ(The Perfectionists'Cafe)」の2軒。
2015年には「ザ・ファット・ダック」本店改装のため、半年の期間限定でメルボルンに出店したことでも注目を集めた。ブレイの店の改装が終わると、メルボルンの店舗は「ディナー・バイ・へストン・ブルメンタール」の2号店として新たなスタートを切った。
最近10年は「ヘストンズ・フィースト」、「ヘストンズ・ファンタスティカル・フード」などのイギリスのテレビ番組の出演で人気を博し、英国の高級スーパーマーケット「ウェイトローズ」と商品の共同開発なども行っている。
「料理界のパイオニアであると同時に起業家の顔を持ち、創造力に富むブルメンタール氏は、食のあり方を根底から変えただけでなく、数え切れないほど多くのシェフに影響を与えました。変革を起こそうとする彼の熱意とエネルギー、想像力と渇望が、料理界全体のレベル向上に貢献したことは明らかで、その功績は「ダイナースクラブ(R)ライフタイムアチーブメント賞(特別功労賞)」の受賞に相応しいものです」(「世界のベストレストラン50」ウィリアム・ドリュー、グループ・エディターのコメント)
「この賞を受賞することができ、とても興奮していると同時に光栄に思います。私にとって、この賞は、料理業界の仲間達が選んでくれたという点で特別な意味を持ちます。「ザ・ファット・ダック」を開店してから20年が経ちましたが、これまでの期間は見習い期間で、また新たな一歩を踏み出すような感覚でいます。これから先が大変楽しみです」(受賞にあたってのブルメンタール氏のコメント)
「ダイナースクラブインターナショナルを代表し、「ダイナースクラブ(R)ライフタイムアチーブメント賞(特別功労賞)」を受賞し、料理界における多大なる功績を残したブルメンタール氏にお祝いの言葉を贈りたいと思います。弊社はこの賞のスポンサーであることを、そして、世界に名高いダイナースクラブのクラブメンバーに特別なダイニングの特権を提供することができることを誇りに思います」(「ダイナースクラブ(R)インターナショナル」グローバル・アド・ブランド・アンド・マーケティング・ヴァイス・プレジデント、シェリル・ヤスガー氏のコメント)
本年度の「世界のベストレストラン50」の授賞式は4月5日にオーストラリアのメルボルンで開催され、以下のソーシャル・メディアで最新情報をご確認頂けます。授賞式の様子はライブストリーミングでもご覧頂けます。
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ライブストリーミング: http://www.finedininglovers.com
(サンペレグリノおよびアクアパンナ提供)
受賞したレストランのリストを含む全ての結果はこちらのウェブサイトをご参照下さい。
http://www.theworlds50best.com/
【ウィリアム リード メディア グループについて】
2002年より発表している「ワールドベストレストラン50」リストは、2013年に開始した「アジアのベストレストラン50」ならびに「ラテン・アメリカのベストレストラン50」も手掛けるウィリアムリード メディア グループにより運営されており、同社は、同リスト選出にかかわる投票システム、リスト作成、授賞式の運営に関するすべての責任を担っています。
【ダイナースクラブインターナショナルについて】
1950年に設立されたダイナースクラブインターナショナルは、世界初の汎用クレジットカードを発行したことで、消費者から企業に支払われる商品やサービスの清算方法に画期的な変化をもたらしました。今日、ダイナースクラブは富裕層を中心とした消費者の支払いニーズに応えるブランドとして世界的に知られ、世界中の700ヵ所超の空港ラウンジにクラブを設置し、企業のオーナーに総合的な経費管理ソリューションを提供しています。185超の国と地域の数百万軒を超える商業施設、100万超の現金支払い所、ATMを利用できるダイナースクラブは、ディスカバー・グローバル・ネットワークの一員として、全世界のカード会員に高品質のサービスを提供しています。ダイナースクラブインターナショナルは、アメリカで広く知られている金融サービスブランドで、ダイレクトバンキング及び、支払いサービス会社のディスカバー・フィナンシャル・サービス(NYSE:DFS)の子会社です。
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