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<中高生の自転車通学についての最新動向調査>被害者・加害者になりうることを8割の学校が教えるも、自転車自体の安全性についての教育は今後の課題!



Q、生徒さんの自転車通学に対して気になることなどありますか?


Q、指導をどのタイミングで、どれくらいの頻度で実施されていますか?


Q、どのような指導をされていますか?

自転車の危険運転や整備不良などによる事故が多発していることから、昨年6月には道路交通法が改正され、中学生から対象となる14歳以上の危険運転常習者には罰則が導入されました。登下校だけでなく日常の手軽な移動手段として、生徒が自転車を利用する機会は多く、自転車通学中の中高生が被害者になる事故、また、加害者になる事故について目にする機会が増加しています。そこで、自転車の安全利用促進委員会では、自転車通学や自転車の活用実態について、中学校・高校の自転車通学指導者、当事者である中高生また、保護者に対してアンケート調査をおこなってまいりました。今回は、指導状況等の各校の取り組みについて、また、それに対しての保護者の考えについてまとめましたので、ご紹介いたします。



各調査の結果、中高生が加害者ではなく被害者として自転車事故に遭いやすいことがわかりました。また、その対策として各学校がおこなっている取り組みは「“事故は怖い”と『加害者・被害者』になりうることを認識させる指導」や、座学や実技による“自転車の安全利用5則”を理解させる指導など、ルールやマナーといった、自転車の“ソフト面”の対策が中心となっており、メンテナンス指導や、自転車自体の安全基準を担保するBAAマーク貼付車の推奨など、自転車自体の安全性についての“ハード面”の指導についてはまだまだ行き届いていない実態が明らかとなりました。





【調査トピックス】

■中高生の自転車事故、回答校の平均は年間1.62件。最多は年間33件!教諭は生徒の「並進」「ルールマナー・違反」に頭を悩ます!

●被害者になるケース最多数の学校は30件/年。加害者ケースでは15件/年が最多!

●教諭が感じる課題No.1は「生徒同士の並進」68.0%



■中学・高校での年間の自転車通学指導回数は平均3.7回。教育はソフト面が中心で、ハード面を今後の課題と感じている教諭が多数。

●指導は1・2学期に集中!入学直後の新入生には各校指導をおこなう

●自転車事故の加害者・被害者になりうることを啓発するも、生徒への浸透を実感している学校は20校に1校





【全国の中学高校教職者向けアンケート】

調査方法:FAXリサーチ

調査対象:全国の中学・高校(公立・私立)

回答数 :合計447校

調査時期:2016年10月





■中高生の自転車事故、回答校の平均は年間1.62件。最多は年間33件!教諭は生徒の「並進」「ルールマナー・違反」に頭を悩ます!

●被害者になるケース最多数の学校は30件/年。加害者ケースでは15件/年が最多!

●教諭が感じる課題No.1は「生徒同士の並進」68.0%



年間の自転車事故数について質問したところ、生徒が被害者になる自転車通学時の事故平均が、加害者になるケースの5倍も発生していることがわかりました。

年間の自転車事故の平均は1.62件となっていますが、被害者になるケースとして最も多く報告された学校は30件(被害者平均2.6件)、加害者ケースでは15件(加害者平均0.5件)と学校によって事故発生数に大きな違いがあることがわかりました。

また、生徒の自転車通学時の課題について質問したところ、「ルール・マナー違反(信号無視など)」(56.4%)以上に、「生徒同士の並進」(68.0%)に危機感を持っている教諭が多いことがわかりました。

教諭の半数以上が過大に感じている項目は上記の2点と「通学路の危険性(悪路・狭い道幅)」(52.1%)となっています。「荒い危険な運転」については28.4%と、課題に感じている教諭は4人に1人のみとの結果となりました。



Q、生徒さんの自転車通学に対して気になることなどありますか?

https://www.atpress.ne.jp/releases/117452/img_117452_1.png





■中学・高校での年間の自転車通学指導回数は平均3.7回。教育はソフト面が中心で、ハード面を今後の課題と感じている教諭が多数。

●指導は1・2学期に集中!入学直後の新入生には各校指導をおこなう

●自転車事故の加害者・被害者になりうることを啓発するも、生徒に浸透している学校は20校に1校



Q、指導をどのタイミングで、どれくらいの頻度で実施されていますか?

https://www.atpress.ne.jp/releases/117452/img_117452_2.png



自転車通学の指導回数とタイミングについて各校に質問したところ、年間平均3.7回と、1学期に1回以上開催している現状が明らかとなりました。



最も指導数が多かった学校では60回(1・2学期にそれぞれ30回)となり、ショートホームルームなどで、こまめに自転車通学教育をしているようです。

開催時期については、1学期の平均1.4回が最も多く、次いで2学期の1.3回となりました。一方、3学期については0.8回と、自転車通学指導をおこなっていない学校もあるようです。また、自転車事故が多く見受けられる新一年生の指導については、入学前が0.3回、入学直後が0.9回と、多くの学校がこのタイミングに自転車通学指導をしていることがわかりました。



自転車通学指導の内容について質問したところ、「“事故は怖い”と『加害者・被害者』になりうることを認識させる指導」を約8割の学校がおこなっているも、生徒への浸透率はまだまだだと考えている学校が多いことがわかりました。また、ルールやマナーといった、自転車の“ソフト面”の対策は充実しているものの、自転車自体の安全基準についての指導や、メンテナンス指導など“ハード面”の指導については今後取り組むべき項目だと実感されている教諭も多いようです。

ソフト面の取り組みとして、「“事故は怖い”と『加害者』になりうることを認識させる指導」(80.1%)、「“事故は怖い”と『被害者』になりうることを認識させる指導」(80.1%)、「座学や実技による“自転車安全利用5則”を理解させる指導」(59.3%)、「危険箇所の指定・学年に応じた指導など環境に応じた教育」(57.7%)といった取り組みについては、半数以上の学校で対策として取り組んでいる一方、各指導項目が“生徒に浸透している”と感じている教諭はどの項目も7.0%に満たないと回答しています。

また、ハード面については、半数を超えたのが「自転車事故を起こさないための、定期的なメンテナンス指導」(52.3%)となりました。「自転車自体の安全基準を担保する、BAAマーク貼付自転車の推奨」(19.7%)については、今後考えたいと57.0%の教諭が回答していることからも、ソフト面の対策の次はハード面の対策が必要だと感じている方が多いようです。



Q、どのような指導をされていますか?

https://www.atpress.ne.jp/releases/117452/img_117452_3.png
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