「MS1」外観 1
「MS1」外観 2
「MS1」外観 3
「MS1」外観 4
グッドデザイン賞とは、1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加しています。これまでの受賞件数は59年間で約43,000件以上にのぼり、受賞のシンボルである「Gマーク」は、よいデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。
▼「MS1」製品ページ
http://www.sankyofrontier.com/unithouse/product/ms1/
▼グッドデザイン賞 受賞詳細ページ
https://www.g-mark.org/award/describe/44335
【次世代モバイルスペース「MS1」】
■製品概要
「MS1」は高品質な空間を提供する、折りたたみ可能なモバイルスペース(ユニットハウス)システムです。モバイルスペースとは、工場で生産した箱状のフレームを、現場で連結するだけの簡単作業によって建物を建設できるプレハブ形式の製品です。
また、簡単に脱着可能な壁パネルおよび折りたたみ可能なフレームにより、保管・輸送効率を上げ、レンタルも可能です。従来製品はスピーディーな施工・レンタル可能という特長から、現場事務所での利用が主でした。「MS1」は従来の機能性を維持しながら、弱点だった空間品質・意匠性・構造強度等を改善し、部材共通化により生産効率を上げ、コストを抑えたまま、期間限定空間を必要とする幅広い人たちに、モバイルスペースを提供することを実現しました。
■開発背景
モバイルスペースは移設や増改築、パネル交換による間取り変更が可能といった、変化へのリスクに対応できる自由度が評価されています。さらには職人不足や環境志向といった社会背景とも重なり、企業のオフィスや店舗、診療所、学習塾といった様々な用途の利用が増えてきましたが、従来品では仮設建築としての品質水準のため、より幅広いニーズに適応するための製品改良が必要でした。
■デザインのポイント
従来品は、特にデザイン・空間性能等の意匠的品質の低さが課題でした。従来の機能性を変えず意匠性を高めるために、フレームの折りたたみヒンジを2段階で可動させたほか、仕口構造を変更する等でディティール面を全面的に見直しました。
それにより、従来の作業性を維持しながら、モバイルスペース本体が完全なボックス形状に見える、シンプルで高品質なデザインとしています。また、モジュールを統一することによって、サイズの異なる全てのフレームが連棟可能な構造とし、平面的にも断面的にも展開力が上がりました。さらに、電気配電システム、エアコン、カプセル、サニタリー、階段、間仕切りまで、設備機能を含めたオプション類全てを見直し、同一モジュールで再設計することで、少ない部材点数でも従来以上の自由なプランニングを実現。意匠性の高い、リユース可能なモバイルスペースシステムを成立させています。
■審査員の評価 ※グッドデザイン賞オフィシャルサイトから引用
従来のモバイル建築と比べて格段にデザイン性が高くスタイリッシュである。配線などが露出しないような配慮など、従来の製品と比べて洗練されている。工事現場のプレハブ建築だけでなく、ショップなど幅広いニーズに対応できるだろう。
《詳しくは下記Webサイトにてご覧いただけます》
▼「MS1」製品ページ
http://www.sankyofrontier.com/unithouse/product/ms1/
▼グッドデザイン賞 受賞詳細ページ
https://www.g-mark.org/award/describe/44335
【会社概要】
商号 :三協フロンテア株式会社
本社 :千葉県柏市新十余二5番地
設立 :1969年12月5日
代表者 :代表取締役社長 長妻 貴嗣
資本金 :15億4,545万円
事業内容:1. ユニットハウスの製造・販売・レンタル
2. トランクルームの製造・販売・レンタル
3. 立体式駐車装置の製造・販売・レンタル
4. 植物工場の製造・販売・レンタル
従業員数:1,026名