<図1:混雑時の快適度>
<図2:受信速度結果(Mbps)>
<図3:送信速度結果(Mbps)>
調査にはKDDI、NTTドコモ、ソフトバンクから販売されているGalaxy S6 edgeを用い、速度測定アプリ“Speedea( http://speedea.net/appli/ )”を利用して測定を行いました。
調査場所は、東京駅八重洲中央口とし、利用者数が多くもっとも回線が混雑するお昼の12時台と、比較的空いている14時台の2回に分けて試験をする形としています。
調査レポートページ: https://xn--zck4a6b0a1d2czc.com/digest/
通信速度比較ページ: https://xn--zck4a6b0a1d2czc.com/graph/
【測定結果】
今回測定した12時台は回線が最も混雑する時間帯となっているため、全般的にこの時間の受信速度は下がる傾向があります。逆に言えば、この時間帯で快適に通信出来るようであれば、1日を通して快適な通信が見込めると言い換えることができるため、その点に注目した測定結果を下記に記載します。
キャリア各社は混雑時も快適な通信速度を保っており格安simにはない安定性があることを示しています。KDDIの送信速度だけ非常に低い値(0.8Mbps)となっているため、ファイルを送信する等、利用方法によっては問題が生じる可能性があります。
ソフトバンク回線を利用しているワイモバイル(21.3Mbps)の受信速度は同じ回線を利用しているソフトバンク(21.2Mbps)と差がない結果となっており、コストパフォーマンスが高いことを示しました。
NTTドコモ回線を利用している格安simの結果では各社で大きな差があることが明らかになっています。最も良好な受信速度を測定したのはFREETELでNTTドコモ利用回線simの中ではダントツで良い結果(11.3Mbps)を測定しています。これは、NTTドコモの結果(21.7Mbps)と比較すると半分程度の値となり、やや劣る結果となりますが、一般的にユーザーが利用するWeb閲覧やYouTube等の動画閲覧程度の通信であれば快適に行える速度であり、混雑時間帯においても問題なく利用出来ることを示しています。
今回測定したNTTドコモ回線を利用したその他の格安simの受信速度はいずれも芳しくない状況で、楽天モバイルとIIJmioについては接続も困難な状況であることを考えると、FREETELのコストパフォーマンスの高さは特筆すべき点であると言えます。
KDDI回線を利用した格安simであるUQ モバイルはKDDIからはかなり劣る結果となりました。4Mbpsと通常利用には問題ない程度の受信速度は確保できていますが、同様の料金体系を持つワイモバイルと比較すると物足りない結果となっています。
*本資料は、実測データを元にした調査結果となっています。実測結果は測定時間や周囲の環境等の諸条件により変動し、また各通信会社ともネットワークの品質向上に日々取り組んでいるため、あくまでも取得時のデータです。
スマートプラン.comでは、携帯電話ユーザーが通信会社を選定する際に有益な情報を提供することを目的として、今後も様々なコンテンツを配信していく方針です。
【調査概要】
■通信速度測定内容
通信速度は“Speedea( http://speedea.net/appli/ )”アプリを利用し、同一場所で3回測定した平均値を本結果に利用しています。
■測定端末
利用端末は各社のGalaxy S6 edge(simロック解除済み)を利用し、キャリアアグリゲーション含め端末によって利用できない周波数等が出ないよう考慮し測定を実施しています。
■測定対象回線
ソフトバンク回線:ソフトバンク、ワイモバイル
KDDI回線 :KDDI、UQ モバイル
NTTドコモ回線 :NTTドコモ、FREETEL、イオンモバイル、
OCNモバイル ONE、楽天モバイル、IIJmio
■測定場所
東京駅 八重洲中央口 出口付近
■調査日時
7月20日(水)12時-13時及び14時-15時
【サイト概要】
サイト名 : スマートプラン.com
URL : https://xn--zck4a6b0a1d2czc.com/
リリース日: 2016年7月20日
内容 : 携帯通信会社の料金/速度比較