クラウドファンディング
歴代ドラゴン
代々伝わる調合書
花火作りの様子 1
花火メーカーがクラウドファンディングを用いて製品を企画するのは、業界初の試みとなります。
詳細URL: https://camp-fire.jp/projects/view/8875
現在、日本の花火の9割以上が外国産であり、廃盤になる原材料も少なくありません。そこで太田煙火製造所では、59年間愛されてきたロングセラー商品『ドラゴン』の復刻を目指します。国産花火の窮状を知ってもらうため、国産花火を存続させるために、昔こどもだった大人世代に広く支援を募ります。
■三河の岡崎と花火について
岡崎は、徳川家康の出生の街です。
江戸時代、家康は火薬およびその主剤となる硝石の採取などを幕府発祥の地である三河のみに限らせ、かつ三河においてのみ製造貯蔵を奨励しました。また開府後は、各藩の鉄砲・火薬の製造を厳重に制約され「お国もの」の特権は更にその強大さをほこっていったのです。そのため、三河では、花火の伝統産業が盛んとなり、今日まで続いてきました。
OKa-Bizとしては、岡崎の歴史ある産業も積極的に支援し、地域産業の活性化を図りたい、そして三河地域で培われたきた伝統産業を守りたいと考えています。
■日本の花火の9割以上が外国産
現在、日本市場に出回っている花火の9割以上が中国をはじめとする外国産で、原材料を外国産に頼らない純国産花火は約2%です。
バブル時代、国内の花火ニーズに国内生産だけでは応えきれず、中国に製造を頼り、品質向上のために技術指導を行ってきました。しかし1975年頃をピークに花火の需要は減少。経済の悪化と少子高齢化、花火をする場所の減少などから、国産よりも安価な外国産の花火が主流となりました。
現在、国産の原材料を使う純国産の花火ではコストが合わないことから、国内生産であっても海外の原材料を用いるメーカーも多く、国内の花火メーカーのなかには廃業する会社もあるほどです。太田煙火製造所でも1949年に発売し59年間愛されてきた噴出花火の代名詞『ドラゴン』の生産を、原材料などの高騰からやむなく中止しました。
■花火の日本代表『ドラゴン』復刻で、国産花火に光を!
そんな国産花火の窮状を多くの人に知ってもらい、花火をする機会を作っていただこうと、このたびクラウドファンディング「CAMPFIRE」にて『ドラゴン』の復刻プロジェクトをすることにしました。
『ドラゴン』は59年間愛されつづけたロングセラー商品で、「噴出花火の代名詞」「花火の日本代表」などと言われることもある花火です。国産花火について知っていただくには、ぴったりの商品だと考えています。
2016年に入り、東京のあるクリエイティブチームから「ドラゴンを使ってアート作品を作りたい」との申し出もいただきました。それほどに愛されている『ドラゴン』の力を借りて、かつて『ドラゴン』で遊んでくださっていた皆さんの力を借りて、国産花火に光を当てたいと考えています。
■プロジェクト概要
利用サービス名: CAMPFIRE
プロジェクト名: 「ドラゴン」を復活させ、
危機に瀕する国産花火の炎を燃え上がらせたい!
URL : https://camp-fire.jp/projects/view/8875
目標金額 : 600,000円
開始日 : 2016年7月15日(金)
終了日 : 2016年8月10日(水)
※支援してくださった金額に応じて、お名前を復刻版ドラゴンのパッケージに入れさせていただきます。
■株式会社太田煙火製造所 概要
昭和3年(1928年)創業。岡崎の地で88年続く花火メーカー。
国産花火にこだわり、代表である太田 恒司が火薬の配合や「てん薬(火薬を筒に詰める作業)」までをすべて手作業で行っている。噴出花火を得意としており、1949年に発売した『ドラゴン』は噴出花火の代名詞となるほどで、今では噴出花火を総称して『ドラゴン』と呼ばれることもある(2008年に生産中止)。『ドラゴン』は「日本を代表する花火」とも言われる。
社名 : 株式会社太田煙火製造所
代表 : 代表取締役 太田 恒司
所在地 : 愛知県岡崎市柱町字上荒子25-1
ウェブサイト: http://ota-hanabi.net/
「岡崎 花火 ドラゴン」で検索
【太田 恒司について】
株式会社太田煙火製造所の5代目社長。「おかざき匠の会」会員。
「平成23年度 愛知県郷土伝統工芸品優秀技術者表彰」を受ける。