「ietty」チャットbotプラットフォーム構想
【iettyは、チャット型接客サービス提供をするオンライン不動産仲介です】
2015年2月の自社仲介開始以来、月間数百名のお客さまに賃貸仲介の物件をご成約いただいております。本来、店舗で行うお部屋探しをチャット上で行えるため、職場や自宅にいながら物件提案から部屋の見学予約ができます。店舗に出向く手間を省き、効率よくお部屋見学ができるとご好評いただいております。
ietty: https://ietty.me
【東京大学・山崎研究室との共同研究の目的】
■ユーザー動向データを用いてより高度な物件情報提案を目指す
山崎研究室との共同研究により、当社の所持するユーザーの登録・動向データを活用して不動産物件の魅力度などを定量化し、よりお客様のニーズに沿った物件紹介を行うシステムの開発を目指します。
具体的には当社の膨大なユーザーデータ、物件評価データに対し、山崎研究室の持つ人工知能・統計解析などの知見を用いることで、物件の魅力度や地域別の予想価格帯といった、お客さまが求める情報を推定するアルゴリズムを構築。そして「ietty」上での人工知能チャットbotによる物件提案機能の開発を行い、さらに精度を向上させてまいります。
■チャットbotを使った提案精度向上により「CtoB接客プラットフォーム」分野を開拓
今回の共同研究で、より高度な人工知能を用いたbot機能の活用が期待できることで、当社の強みであるお客さまに寄り添った接客対応に加え、チャットbotの強みであるスピーディなレスポンス、膨大な情報に基づく提案精度の向上を目指します。これにより当社の目指すユーザーファーストの不動産仲介事業の実現に近づくための、「CtoB接客プラットフォーム(*)」の構築を行ってまいります。
さらに当社では2016年4月から、自社チャットシステムの他にFacebook MessengerとLINE上でチャット接客業務を開始しております。「CtoB接客プラットフォーム」はこれらのSNSメッセージアプリとも連携し、不動産会社での対面による物件提案のコミュニケーションと同等のオンライン接客クオリティを追求してまいります。
*CtoB接客プラットフォーム:ビジネスサイドが提供する商品群から検索によって希望の商品を探し当てる「BtoC」に対して、お客様の漠然としたご要望からスタートし、真に必要な商品・サービスを提案していく「Consumer to Business」を実現するプラットフォームとして、当社が提唱する新たなビジネススキーム。
■共同研究に関する概要
研究内容 :不動産物件情報処理、ユーザー動向解析
研究成果の活用例:仲介物件の魅力度の自動測定、
ユーザーマッチングシステムの開発
実施期間 :2016年4月~2017年3月
【今後の展開】
不動産業界は、お客さまに対して適切な情報開示を行えておらず、情報の非対称性が大きな課題となっています。当社ではこの状況を打破すべく、賃貸仲介をオンラインチャット接客で行い、部屋の見学時には現地待ち合わせをすることで、お客さまに対して適切・正確な物件提案と店舗へ出向く手間やコストの解消を行っております。また当社は自動物件提案システムを用いることで人員や店舗などの固定費カットを実現し、双方にメリットの高い仲介サービス提供に努めております。
2017年に施行される不動産事業のIT緩和に向けて、今後ますますオンライン仲介の需要拡大が見込まれますが、現状、約2,500億円規模の賃貸仲介市場の中でのオンライン化は0.1%に過ぎません。当社はその先駆者として、2016年度の売上前年比は2,000%と急成長を遂げています。
ITだからこそ成し遂げられる仲介事業を超えたユーザーファーストの実現に向けて、オンライン不動産ナンバー1企業を目指してまいります。
【株式会社iettyについて】
当社は、IT×不動産のスタートアップで、ネット不動産仲介事業でオンライン接客のチャット型サービス提供をする会社です。オンライン化が遅れているレガシーな不動産業界にITの力で切り込み、マーケットを開拓しております。
■会社概要
社名 : 株式会社ietty
本社 : 東京都渋谷区恵比寿1-11-2 アサヒビル6F
代表者 : 代表取締役社長 小川 泰平
設立 : 2012年2月2日
資本金 : 426,405,000円(資本準備金を含む)
従業員数: 30名
事業内容: 「ietty」の運営、不動産物件の仲介
URL : http://ietty.co.jp/
オンライン接客型不動産仲介「ietty」: https://ietty.me/