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野党が簗農相に「虚偽答弁ですか?」シャトルバス問題で国会答弁と地元選管の説明にずれと指摘


【写真】簗和生農相(2026年10月撮影)

民主改革の会の山岡達丸衆院議員は13日の衆院予算委員会で、今年2月の衆院選で首長が自身を支持しなかった地元(衆院栃木3区)の2市町に対する、会合での「大幅予算カット」発言を認めて撤回、謝罪した簗和生農相が、この日午前中に行った自民党の田村憲久元厚労相との質疑の内容をめぐり、「虚偽答弁」ではないかと指摘する場面があった。

山岡氏が指摘したのは、簗氏の陣営が衆院選の選挙公示日に開いた集会で、支援者をシャトルバスで無料送迎したことについて、公職選挙法に抵触する疑惑が浮上している、新たな問題をめぐるやりとり。簗氏はシャトルバスを用意したことを認めた上で、会合の時間帯には公共交通機関が利用できず、高齢の支援者も多かったとして「人道上の観点もありシャトルバスを用意した」と主張。シャトルバスについて「会場費の一部として認識し、会場運営上不可欠なものであるという認識のもと、利益供与や寄付を行ったというものではなく、法令にのっとり適切に対処している」などと説明。その際、事前に選挙管理委員会に確認したのかとの問いに「スタッフが選挙管理委員会に、バスを借り上げる前に確認し、会場費の一部として計上するものと回答を踏まえて計上したと報告を受けている」と述べた。

山岡氏は、シャトルバスをめぐる経緯に触れながら、選挙において各陣営が参考にするという「選挙関係実例判例集」を手に、「この中に明確に、この事案は書かれている。個人演説会の聴衆へのバスの提供について、公職選挙法の211条の利益供与になるとはっきり書かれてある」と指摘。その上で「午前中に大臣は、このことについて、『スタッフが選管にバスを借り上げる前に確認し、会場費の一部として計上するという回答を踏まえて計上した』と、バスの借り上げをする前に確認したと答弁しているが、私たちの方で、栃木県の選挙管理委員会に確認させていただいた。このお昼休みに、丁寧にご回答をいただいた」として、あらためて栃木県の選挙管理委員会の見解を確認したと明かした。

その上で「(簗氏側から)問い合わせがあったとの記録は残っていない。担当者にも確認したがその記憶もないと。そして、『(シャトルバスの無料送迎について)やる前に聴かれたら、実例判例集に基づいて違反になると答えるはずです』と」と、選管側が回答したと指摘。簗氏の午前中の発言と、栃木県選管の主張にずれが生じていることを念頭に、「借り上げる前に確認したとおっしゃったが、これは『虚偽答弁』ですか」とただした。

簗氏は「当時の経緯を私なりに確認したところ、選管に確認を入れた、照会をかけたというふうなスタッフの話があったので、その旨答弁した」と、スタッフの証言を受けた答弁だったと訴えた。

一方、山岡氏は「栃木県の選管は、こうも話をされていた。『起こってしまった後に、どう計上していいか聴かれたら、それは、会場費に含めるしかないでしょうね、と答えることになる。ですがそれは、違反ではないという意味で言っているものではありません』と」と、栃木県選管側の反応を紹介。選管側の見解を踏まえ「これはつまり、公職選挙法違反ではないですか」として、簗氏の見解をただした。

簗氏は「当時、これを会場費の一部と見なすことについて、利益供与や寄付に当たらないという趣旨で照会をかけて、それを元に対応を取ったと、スタッフに報告を受けている」と、説明を繰り返した。「解釈として、一度、出陣式の会場に来ていただいた方。『(臨時に設けた駐車場から)会場まで運んだ』ということではありません」と、自身の解釈を披露。「来ていただいた方に、そのままお帰りいただくというわけにいかないし、夜の時間帯、寒い時期でもあり、ご高齢の方やつえを使っている方に、800メートルという距離を歩いてきていただくことは実際にできない。そういう人道的な観点から、そのような対応を取った」と、再び「人道的な観点」を引き合いに対応に問題ないとの主張を展開した。

北海道9区が選挙区の山岡氏は「2月の選挙で寒さが厳しい中、私たちだって、お越しいただく方の人道上のことを考えてどうすべきか考えた。第一声は室内でやることにしたし、外でやる場合はなるべく短く演説する。大臣のケースでも、会場の場所の選定も考えることはできたかもしれない。人道上の配慮でいえば、いろんなやり方がある」とピシャリ指摘した。

山岡氏は今回のケースに関して総務省の担当者に見解を問うたが、個別の事案だとして、質問に対する総務省としての見解表明はほぼ差し控えられた。

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