
高市早苗首相は7日夜、2026年度予算の成立を受けた記者会見で、歴代政権と比較して取材対応の少なさを指摘され、「今は国民のみなさまに必要な情報をお伝えする方法も、多様化してきていると思う」と訴えた。
高市首相は、自身のXで重要な政策方針などについて発表する機会も多い。突っ込んだ内容を確認したい報道機関や野党議員からは、国会審議への出席増や、さらなる記者会見の開催など取材対応を増やすようを求める声もある。
高市首相は「歴代の政権と比べ、(取材対応が)多いとか少ないとかを私は承知していませんが、今、割と国民のみなさまに必要な情報をお伝えする方法も多様化してきているのではないか」と指摘。報道機関による報道の役割について「一般的に、政治や行政を監視していただく機能、討論を通じて世論を形成する機能、知識や文化を継承する教育的機能などがある。民主主義においては、主権者である国民のみなさまの『知る権利』を保障する重要な役割を担っている」と述べた上で、「一方で、SNS発信にも国民のみなさまの情報収集手段として重要性が高まっている」とも主張した。
「政府の取り組みについて、どうしてもタイムリーにお知らせしたい場合もある。たとえば土日や深夜など、(記者の)みなさまのお手を患わせることがないよう、タイムリーに今、発信したいことももある。リプライ機能から国民のみなさまのお声を直接受け止めこともできるので、一定の有効性もあると感じている」とし、「総理大臣就任以降は、できるだけではありますが、毎日X発信を行うようにしている」と、自身の情報発信の手法について説明した。
「国会の場でも、国会議員が代言する有権者の声を拝聴し、私の考えをお伝えすることもできるし、参考になるような意見をおっしゃってくださる方もいる」と、国会審議の必要性に触れつつ、「今の時代、多様な方法をどのように組み合わせて情報発信させていただくのが最もいいのか、試行錯誤しながらではあるが、ご指導をいただきながら見いだしていきたい」と語った。
記者から、国会審議の重要性をあらためて問われると「国会は国権の最高機関で、有権者の代表が集まっている場所。ルール上も、呼ばれたら内閣として出ていき、ご説明し、問いに答えるのは私どもの責務だ」と述べ、「いつお呼びいただくか、運びについては委員会でしたら委員長や与野党の理事がお決めになる。そこはお任せして、お呼びいただいたら喜んで参りたい」と明言した。
