大阪のシンボル「通天閣」(大阪市浪速区)が28日、再建されてから70周年を迎えた。午後6時には「古希」にちなんで紫色にライトアップされた。紫色は11月12日まで。
式典であいさつした運営会社の高井隆光社長(51)は「通天閣は多くの人々の思い出や夢、地域の誇りを積み重ねてきた。次の10年、20年、その先の100周年に向けて、大阪・新世界の魅力を発信し続けていきたい」と話した。
初代通天閣は1912年に建設されたが、43年に火災で焼失。戦後、地元商店街の店主らが地域復興のためにと資金集めに奔走し、56年に再建された。翌57年度には155万人が訪れた。
70年代以降に客足が遠のいた際は、幸福の神様「ビリケンさん」を前面に押し出し、観光名所としてアピール。コロナ禍の2020年度に来場者が21万人まで減ると、全長60メートルの滑り台を設置するなど明るい話題で時代の荒波を乗り切ってきた。23年度以降は年間130万人以上が訪れている。【国本ようこ】
