
日中戦争から太平洋戦争の間(1937~45年)に国や県内の自治体が作った国策宣伝ポスターなど37点を展示した特別展「銃後の記憶―宣伝で見る戦争」が、広島県福山市霞町1のまなびの館ローズコム4階の市歴史資料室で開かれている。兵士だけでなく、銃後の女性や子どもが総力戦に巻き込まれる様子がうかがえる。29日まで。無料。
会場に並べられた当時のポスターには「大東亜戦争国債 勝つ為だ一枚より二枚」(42年)、「この決戦だ! 皆んなで航空機を造れ!」(43年ごろ)など勇ましい言葉が並ぶ。福山市が作成した文書「どんぐりひろい」(43年)には、「弾丸を作るつもりで一つでも多く集めて」と書かれ、アルコール原料や飼料にするためにドングリ拾いをするよう呼び掛けている。
慰問袋の中身について、「キャラメル、するめ、餅は変質するので好ましくない」と書かれた公文書もある。同室は「当時の人たちの気持ちになって戦争について考えてほしい」としている。
休館は月曜と祝日。問い合わせは同室(084・932・7264)。【村瀬達男】
