starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

早大・鈴木琉胤「自分は駅伝が好きだ」 東葛がくれた箱根への道


 松戸、流山、柏、野田、我孫子、鎌ケ谷の6市にあるほとんどの中学校が参加する「第78回東葛飾地方中学校駅伝競走大会」(東葛駅伝、毎日新聞社などでつくる実行委員会主催)が17日に開かれる。地元の中学生たちが公道を含む計31・9キロを駆け抜ける全国的にも珍しい大会で、この出場を機に本格的に陸上の道に進み、活躍する選手もいる。松戸市出身で、今年1月の箱根駅伝で4区区間賞を獲得した早稲田大学競走部の鈴木琉胤(るい)さん(20)に、現在につながる東葛駅伝への思いを聞いた。【聞き手・高梨晃世】

雨音の中、沿道から「頑張れ」

 東葛駅伝には松戸市立小金北中学1年の時に1度だけ出場しました。家の近くを走る大会だったので、小さい頃から「いつか自分も走ってみたい」と憧れていました。

 中学に入ると、当時顧問だった岡崎崇典(たかのり)先生から陸上部に誘っていただきましたが、小さい頃から続けていたサッカーをやりたくて、サッカー部に入りました。ただ、「東葛駅伝は走りたい」と伝え、大会のための特設駅伝部に入り、夏休みやサッカー部の活動後に練習しました。

 当日は雨で前があまり見えませんでしたが、夢にまで見た舞台だったので、とにかく楽しもうという思いで走りました。雨音の中、沿道から「頑張れ」という声、自分の中学校の名前を呼ぶ声が聞こえて、すごくうれしかったです。あまり良い結果は出せませんでしたが、走り終わって「自分は駅伝が好きだ」と気づき、陸上への思いが強くなりました。

不完全燃焼で終わった中学時代

 大会後、岡崎先生に「陸上部に入りたい」と伝えると、「一度サッカー部と決めたなら3年間やり通しなさい。でも大会には出してあげる」と言っていただきました。2年生からはサッカー部の朝練前に2キロ走る練習をし、岡崎先生も付き添ってくれました。冬には3000メートルで8分台を出し、「全国に出られるぞ」と言われ、どんどん陸上にのめり込んでいきました。

 中学2、3年時は新型コロナウイルスの影響で東葛駅伝が2年連続で中止になりました。特に3年の時は「今年こそ」と思っていた中で、開催約1カ月前に中止が決まって本当に悲しかったです。でも不完全燃焼で終わったことが逆に、現在まで競技を続ける情熱につながっていると思います。

 東葛駅伝は本当に特別な舞台です。普段は車が通る場所を走る経験は、その後に陸上を続けなくても一生残ると思います。東葛駅伝で駅伝の魅力に気づいたことが、今、箱根駅伝に取り組むことにもつながっています。中学生の皆さんは、勝ち負けはもちろんありますが、楽しんで、悔いを残さず、全力を出し切ってほしいです。僕も中継をチェックしています!

鈴木琉胤(すずき・るい)

 松戸市出身。小金北中3年の2021年、全日本中学校陸上競技選手権大会の3000メートルで優勝。八千代松陰高では1年から全国高校駅伝競走大会に出場。3年の時に1区で日本人記録を更新し区間賞を獲得した。早稲田大では26年1月の箱根駅伝で4区を走り、日本人記録を更新し区間賞を獲得。7月にあったU23アジア陸上選手権では男子5000メートルで優勝した。

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2026
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.