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歯型で身元特定を 宮城県警鑑識課が研修 大規模災害時を想定


 大規模災害時などに歯による遺体の身元特定を行うため、宮城県歯科医師会と県警は4日、仙台市の同県歯科医師会館で研修会を行った。今年で19回目で、歯科医師や歯科衛生士、県内16署の警察官ら約40人が歯型による身元特定の手順を学んだ。

 東日本大震災級の地震や津波が発生し、多数の身元不明遺体が発見されたと想定。6、7人のグループに分かれ、マネキンを使って検視を実習した。警察官らは遺体に合掌してから作業を開始。歯の状態や治療痕を調べてデンタルチャートを作成したり、さまざまな角度から口の中の写真やX線写真を撮影したりした。停電を想定し、部屋の照明を消す場面もあった。

 同県警鑑識課によると、東日本大震災では924体の遺体の身元を歯牙鑑定によって特定した。震災やコロナ禍を経て検視の手順も更新されてきた。全国各地から集まった歯科医師が対応できるよう、デンタルチャートの書式を県独自の様式から日本歯科医師会の様式に統一。感染症対策では、全身を覆う防護服を導入した。昨年からはブラックライトを導入し、治療痕を発見しやすくなった。判明した治療痕などは、生前のカルテと照合するなどして身元が特定される。

 研修に参加した30代女性巡査は「歯型で身元を割り、(遺体を)家族にお返しできるとわかった。また参加したい」と話した。【岩田優希】

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