
神奈川県松田町議会は2日、総務文教常任委員会を開き、運行業者への未払い金約8500万円を残して廃止されたAIオンデマンドバスの運営法人「足柄オンデマンド(AOD)」の代表理事、梶田佳孝・東海大教授を参考人招致した。梶田氏は「当初計画は過大と感じたが、見通しが甘かった」と見解を述べた。
3年間で公費1億円超を投入
梶田氏は事業開始から半年で約3000万円の赤字が生じ、解消を図ったが、町が事務局を務める地域公共交通会議に諮る必要があり「やりたいことにブレーキがかかった」などと説明。「今後のために当初計画を検証してほしい」と訴えた。
委員会後、事業の青写真づくりに関わったAOD元理事の町官民連携まちづくりアドバイザーについて「責任があると思う」と話した。赤字を抱える一方、国の補助金を受けていたため事業を広げる必要があったとも指摘した。事業は町がAODに委託する形で2023年度に始まり、約3年間で1億1100万円の公費が投入された。【本橋由紀】
