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脳腫瘍公表の広島市長、質問によどみなく 「まずは治療に専念」


 2日のオンライン記者会見で脳腫瘍と診断されたことを明らかにした広島市の松井一実市長(73)は、治療を経て早期復帰する強い意欲をにじませた。5選を目指して立候補を予定する来春の市長選についても「気持ちは変わらない」と述べた。

 松井市長によると、9月18日に受けた人間ドックで病変が見つかり検査入院し、前頭部に悪性腫瘍があることが判明した。主治医に安静を言い渡されており、来週から放射線と経口薬による治療を1カ月ほど受けるという。

 現在の体調については、声量を大きくしづらく「ちょっともどかしい感じがある」と話した。一方で、それ以外に問題はなく、市職員との協議などでリモート対応を続けるとして「市長としての職責をしっかりと果たしたい」と話した。

 出席を予定していた、米ニューヨークの国連本部で11月末に開会する核兵器禁止条約の第1回再検討会議に関しては、「現時点で(対応は)決まっておらず、主治医と十分に相談した上で判断したい」と述べるにとどめた。

 松井市長はスーツ姿で会見し、口調はゆっくりながら記者の質問によどみなく答えた。家族や市職員から多くの励ましを受けたことを紹介し「その言葉に応えるためにも、まずは治療に専念しながら、できる限りのことをする覚悟だ」と語った。

 現在4期目の松井市長は、任期満了に伴う来春の市長選に立候補する意向を6月定例市議会で表明した。体調不良を理由に9月20日から公務を休んでいる。【小林広大、井村陸】

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