
千葉県匝瑳市栢田(かやだ)の海岸の浅瀬でクジラ1頭が動けなくなっているのが見つかった。同市では、9月19日にもナガスクジラ1頭の死骸が打ち上げられたばかりで、関係者は驚いている。
県銚子水産事務所と海岸を管理する県海匝土木事務所によると、9月30日午後に市民から情報が寄せられ、砂浜に横たわっているクジラを確認した。体の特徴などから、同じナガスクジラとみられる。体長は約20メートルで前のクジラより大きい。1日までは時々潮を吹き、尾びれを動かすなどしていたが、2日はかすかに胸びれを動かす程度となった。衰弱が進んでおり、海に戻すことは難しいという。
海岸には大勢の見物客が集まっていた。銚子水産事務所は、暴れた場合に危険なことなどから、立ち入り禁止の看板を立て近づかないよう呼びかけている。館山市の60代女性は「こんなに大きなクジラは初めて。かなり弱っているようだが、見守るしかない」と話した。【近藤卓資】
