
少年らが自転車で道幅いっぱいに広がって前輪を浮かせる「ウイリー走行」をしたり、対向車両と衝突しそうになる悪質な運転をしたりする様子がSNSに投稿され、拡散している。少年らの間で「名古屋ライド」と呼ばれており、愛知県警は警戒を強めている。
県警によると、2025年9月ごろから名古屋市などで、少年らの自転車での集団走行が確認されている。「名古屋ライド」と呼び、SNSなどで仲間を募っているという。交番の前や、110番の電話口で叫ぶなどして逃走する少年もおり、こうした行為を撮影した動画がSNSで投稿、拡散されている。
今年9月には逮捕者も相次いだ。瀬戸市と尾張旭市の男子中学生2人が、長久手市の市道で自転車でウイリー走行し、バスの通行を妨げたとして道路交通法違反(妨害運転)の疑いで逮捕された。
また、名古屋市の国道で蛇行運転を繰り返し、走行中のパトカーに割り込んで通行を妨害したなどとして、瀬戸市と春日井市の男子中学生2人も公務執行妨害容疑で逮捕されている。少年らは警察官らの注意を無視し、笑いながらスマートフォンで動画を撮影するなどしていたという。
県警は、通行人らを巻き込む事故に発展する恐れがあると警戒。県と名古屋市の各教育委員会に生徒・児童への注意喚起を依頼した。
県警幹部は「遊び半分の気持ちかもしれないが、違法行為があれば厳しく対応する」と話している。【木谷郁佳】
