
北海道共同募金会(札幌市)が赤い羽根共同募金などで集めた寄付金について多額の使途不明金が発覚した問題で、同会は16日、新たに7000万円が使途不明になっていることを明らかにした。これまで使途不明としていた約1億8000万円と合わせ計約2億5000万円に上る。
同会によると、2025年度決算で新たな未収金が判明。会計上の仕分けができず、支払先などが分かっていないという。問題を巡っては原因を調査する第三者委員会が11日に発足。同委では会計責任者だった元事務局長(58)=懲戒解雇=が関与しているとみて、調査・分析を行う。
赤い羽根共同募金は予定通り、10月1日から始める。記者会見した瀬尾英生会長は「信頼回復と赤い羽根共同募金の継続に向け、一丸となって透明性の高い事業運営を実践したい」と述べた。
第三者委員会は27年1月末をめどに調査報告書をまとめる予定で、北海道共同募金会は報告内容を受けて刑事告訴や損害賠償請求なども検討する。【三沢邦彦】
