山中竹春前市長の辞職に伴う横浜市長選(10月4日告示、18日投開票)に関し、元衆院議員の中谷一馬氏(43)が12日、同市内で記者会見し、無所属で立候補すると表明した。「市民派」の政治家として広く支援を募るという。
市長選への出馬表明は弁護士の原沢敦美氏、経営者の福山敦士氏に次ぎ3人目。出馬理由について、中谷氏は「(市長の辞職で)市政が混乱する。放置すると大変な影響を与える。私の政治経験、政策実行力が役に立つと考えた」と話した。記者会見をインターネットで同時配信しながら「私を政治家として育ててくれたこの町に、人生をかけて恩返しします」と宣言した。
取り組みたい政策として、市長など特別職も含むハラスメント防止制度を作ると話した。また、2021年の市長選で争点となったカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致については「カジノは人を不幸にして成り立つビジネスモデル。横浜にいらない」と述べ、カジノ禁止条例を任期中に実現できるよう努力するとした。
中谷氏は、母子家庭で育ち、21歳で高校を卒業。働きながら大学や大学院の学位を取得した自身の経歴に触れ「今の政治に足りないものは、市民生活に対する想像力と社会的弱者に対する共感力です」と強調した。
立憲民主党県連は12日、横浜市内選出の県議・市議を集めて2時間半にわたり対応を検討。中谷氏に対し、推薦より弱い「支持」する方向で調整している。【國枝すみれ、田村佳子】
