
全国有数の「神楽の里」として知られる福岡県の京築地区で、秋祭りのシーズンが始まった。各地の祭りでは、国指定重要無形民俗文化財の「豊前神楽」が奉納され、地域に受け継がれてきた伝統の舞が披露される。
豊前市八屋の厳島神社では6日、豊前神楽の秋奉納の幕開けとなる秋季大祭が開かれた。大村神楽講(山田二三夫講長)の講員が「式神楽」を奉納し、太鼓のお囃子(はやし)が響く境内で、氏子や参拝者が見守る中、「駈仙(みさき)」などを舞った。鬼が拝殿から降りて子どもを抱き上げる場面もあり、観客の笑いを誘った。
神楽は、五穀豊穣(ほうじょう)への感謝や地域の安寧を祈り、神前に奉納する神事。京築地区では保存会や神楽講など約40団体が豊前神楽を継承している。
京築地区では年末までに100カ所以上で神楽の奉納が予定されている。観覧は無料。日程は各自治体や県観光情報サイト「クロスロードふくおか」などで確認できる。【出来祥寿】
