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「避難所の栄養不足に魚を」 山形の2社が非常食防災セット開発


 山形県天童市の食品卸「山形丸魚(まるうお)」と山形市の防災グッズ販売「西谷(にしや)」が、非常食に魚類を加えた防災セットを共同開発した。災害時にも健康を維持してもらうのが狙いだ。

 セットは「おさかなぼうさいBOX」。西谷によると、東日本大震災の際に宮城県内の避難所で、1日1人55グラム必要なたんぱく質の摂取が平均44グラム、100ミリグラム必要なビタミンCが平均32グラムだったとの調査がある。

 1日に山形丸魚の本社で記者会見した西谷の西谷友里取締役は「避難生活は栄養が炭水化物に偏りがち。過酷な災害時だからこそ魚類を食べて良質なたんぱく質やカルシウムを摂取してほしい」と話した。

 セットにはサバの水煮やサンマの旨辛煮などのレトルト食品、ブリ大根などの缶詰が入る。五目ご飯やドライカレーなど計22種類程度が入った1人3日分の標準的な内容で税込み9900円。希望に応じて中身や分量を調整する。

 レトルトの場合、賞味期限が2年程度と非常食としてはやや短い。日本人の魚類の消費量が年々減少する中、多めに買い置きし、食べた分を買い足す「ローリングストック」をしながら、日常でも味わってほしいとしている。

 1日から販売の受け付けを始めた。当初は法人向け受注生産で20個から。個人向けも近く用意する。問い合わせは山形丸魚(023・658・3337)。【岩崎誠】

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