
奈良県の山下真知事は2日、サッカー・スペインリーグの強豪FCバルセロナの育成機関「バルサ・レジデンシー・アカデミー」を同県川西町に誘致できる見通しがついたと明らかにした。最終契約の締結前段階を意味する「意向表明」があったという。2032年度の開校が目標で、実現すればアジア初、世界で3番目となる。
県は24年12月に誘致方針を発表。25年2月に知事自らがトップセールスを行った。県が土地を用意することや、関西圏にJリーグの強豪チームがあることなどをPRした。
誘致を目指すアカデミーは16~18歳が対象。通年型の全寮制で、FCバルセロナから指導者を招き、技術を学ぶことができる。32年度の開校を目指し、仲介する日本のサッカー関連会社がFCバルセロナとの間で条件交渉を進める。
使用する川西町の県有地は前知事時代の23年、約24億円で購入。山下知事が活用目的を見直し、アカデミーの誘致を始めた。30年度までにグラウンドに整備し、31年の国民スポーツ大会でも使用する予定。山下知事は「条件交渉がまとまる可能性が高いとみている。奈良をサッカーの聖地にしたい」と話した。【山口起儀】
