
日本髪を結った女性たちによる「島田髷(まげ)まつり」が20日、静岡県島田市で行われる。鎌倉時代に島田髷を考案したとされる島田出身の遊女虎御前への感謝祭として1933年に始まり、中断を挟んで美容師らの「島田髷まつり保存会」によって65年に再開された。【藤倉聡子】
第68回となる今年は、正午から虎御前ゆかりの鵜田寺で供養感謝祭を行った後、大井川川越遺跡エリアの川越し街道で午後1時半から4時まで、約40人の「髷娘」による手踊りや道中が披露される。
40種類ものバリエーション
保存会の鈴木房雄会長によると、日本髪には約300種類の型があり、最もポピュラーな島田髷には40種類ものバリエーションがある。髷まつりでは島田市とその周辺の美容師がそれぞれ担当する髪形の結い上げを担い、髷娘を送り出す。
日本髪の勉強会も開催
8月31日には日本髪の勉強会が市内で行われ、美容師ら約30人が参加した。東京都江戸川区の結髪師、川辺かおりさん(53)が、江戸時代後期に流行した端正な「武家奴島田」や、島田髷から派生し主に京都周辺で結われた「水車」などの結い上げを実演。美容師たちが、髷まつりで担当する髪形の結い方や、飾りの掛け方などを練習した。
寄贈の髪飾りも
また、髷まつりに先駆けて、2024年に閉館した東京都青梅市の澤乃井櫛(くし)かんざし美術館から江戸時代などの髪飾り約240点が島田市博物館課を通じて保存会に寄贈された。一部は美容師に貸し出され、髷まつりで使用される。
