
2025年7月に起きたカムチャツカ半島地震による津波警報発令時に問題化した津波避難タワーの熱中症対策で、浜松市は最上部の避難スペースに壁付きの日よけボックスを設置することを決めた。天井部に開閉式の日よけシートの設置を予定し、計画を進めていたが、冬の寒さや風もしのげる壁付きにした。
市内にある避難タワーは、避難スペースが150平方メートルの大6基、同100平方メートルの小3基で、ボックスはスペースの5分の1の広さ(大30平方メートル、小20平方メートル)を占める。高さはいずれも2・6メートルだ。金属製で、天井部はすき間のある日よけで、その下に雨をふせぎ、断熱効果を高める布製の幕をつける。
市は25年度11月補正予算で設計費643万円を計上していた。ボックスは壁の1面がない開口型で、避難者が自由に出入りできる。1面を開口し、天井部にすき間があることで、屋根や壁に対する建築基準法上の制約をクリアした。26年度9月補正予算案で約6592万円を工事の事業費として計上した(27年度までの合計で約1億6794万円)。26年12月上旬に工事契約を結び、27年6月末に完了予定だ。【照山哲史】
