
7月に68歳で亡くなったミステリー作家の東野圭吾さんの最新刊「永遠の記憶」(文芸春秋)が5日、発売された。共著を除き106冊目の著作となる。東京都新宿区の紀伊国屋書店新宿本店では発売カウントダウンイベントが開かれ、最新作を心待ちにしたファン約50人が集まった。
「永遠の記憶」は天才物理学者の湯川学が活躍する「ガリレオ」シリーズの5年ぶりとなる長編。今年で誕生30周年の同シリーズは累計1660万部を突破し、俳優の福山雅治さん主演で映像化された作品も人気を博した。最新作は主要人物である警視庁捜査1課の刑事・内海薫が刺された事件の真相を追う物語で「ガリレオ、最後の謎」と銘打たれている。
イベントでは、「ガリレオ」シリーズの歴代編集者4人が登壇し、創作の背景について語った。その後、参加者たちは5日午前0時に向けてカウントダウン。歴代編集者から「永遠の記憶」を受け取った。
大阪府堺市から参加した会社員の小倉恵さん(49)は「東野さんが亡くなってさみしいですが、作品は何回読んでも面白い。今作も楽しみ」と笑顔。都内の会社員、中鉢裕斗さん(32)は「ガリレオシリーズは第1作から読んでいて、読書にはまったきっかけ。まだまだ東野さんの作品を読みます」と話した。【松原由佳】
