
生命保険協会会長に17日付で就任した第一生命保険の隅野俊亮社長(56)が毎日新聞のインタビューに応じた。生保業界で代理店からの個人情報の持ち出しや顧客からの不正な金銭受領などの不祥事が続いていることについて「大変重く受け止めている」との認識を示し、「業界全体の健全な発展や信頼回復につながる取り組みを後押ししたい」と誓った。
協会は2023年、社員の法令順守の指針を取りまとめて各社に意識向上を働きかけたが、その後も不祥事が相次いで発覚した。
隅野氏は指針が形骸化している可能性を指摘し、「ビジネスモデルに当てはめて適用する責任は各社にある。実効性を高めるため、協会としてどう働きかければ良いか考えて取り組みたい」と話した。
一方、23歳未満の扶養親族がいる子育て世帯向けに、一般生命保険料控除の適用限度額が引き上げられることについて、周知を図る予定だ。26年分の所得税に適用され、限度額は2万円引き上げの6万円になる。隅野氏は「SNSなどでしっかりとアピールしたい」と意気込んだ。【横見知佳】
