
盛岡市中心部の大通商店街で、歩行者天国イベント「大通パラダイス」が定期的に開かれている。商店街協同組合はイベントの開催をきっかけに、商店街ににぎわいを取り戻そうとしている。
6月28日、一帯には地元飲食店などが出す屋台が並び、子ども連れから高齢者まで多くの人が楽しんでいた。高校生による岩手最大の文化交流イベント「盛燈祭(もりとうさい)」も同時開催され、商店街を訪れた8000人超がグルメを楽しんだり、さんさ踊りやダンスに見入ったりした。
イベントは、新型コロナウイルスの感染拡大で商店街の飲食店が大きな打撃を受ける中、開発したお弁当を食べて応援してもらおうと、「お弁当パラダイス」として2020年6月に始まった。今ではさまざまなジャンルの店が県内各地から集まり、商店街を盛り上げようとしている。今回で24回目となる。
毎回来ているという盛岡市の会社員、内舘康喜さん(36)はこの日も商店街を訪れ、「きょうはピザを買いました。子どもに食べられてしまいましたが、おいしそうに食べていました」と笑顔を見せた。
大通商店街協同組合事務局長の中村正樹さん(64)は商店街のピークは昭和30~50年代だったとし、「(盛況でも)イベントだけでは一過性のもの。来たくなる店を増やして振興につなげたい」と話した。【山越峰一郎】
