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「おてつたび」と三重・志摩が連携協定 人材難の地方と旅人結ぶ


 働き手不足の解消や移住促進につなげようと、三重県志摩市は、人手不足に悩む地方の事業者と仕事を手伝いながら旅を楽しむ人を結ぶマッチングサービス「おてつたび」(東京都)と連携協定を結んだ。人手不足に悩む市は、これを契機に地域外から継続的に関わりを持つ関係人口の創出につなげたい考えだ。

 おてつたびは、お手伝い(短期アルバイト)と旅を掛け合わせた造語。三重県尾鷲市出身の永岡里菜さんが代表を務めている。2018年に創業し、登録事業者数は全国2400カ所、ユーザーは10~80代の約9万7000人以上という。自治体が同社と連携するのは県内初、全国でも7例目。

 志摩市は宿泊施設などの人手不足や1次産業の担い手不足が課題となっており、市はこれまでも関係人口の創出に取り組んできた。既に市内の事業所がおてつたびに登録し、旅行者を受け入れた実績もある。市は、就労者に地域のファンとなってもらうことで、再訪や移住へとつながる好循環モデルを構築したいとしている。

 6月29日に市役所であった締結式で永岡代表は「人手不足はピンチではなく、旅人と地域が出会う絶好のチャンス。志摩市の産業や文化が次世代へつながる新しいモデルケースとなるよう全力で取り組み、志摩のファンを全国に増やしたい」と意欲を見せた。

 同社によると志摩市では、登録12事業者に対し、申込倍率は5倍以上で受け入れ先が足りていない状況。市が29日に開催した事業者向け説明会には22事業者が参加したという。

 橋爪政吉市長は「旅先での就労滞在をきっかけに自然豊かな志摩市のファンを増やしたい。観光に限らず建築業などでも人材は不足しているので、受け入れ先の業種も広がれば」と話している。【下村恵美】

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