
線路内で立ち往生した車の運転手の男性を保護したとして、長崎県警松浦署は11日、長崎県松浦市の新聞販売店主、北尾一樹さん(50)と、妻の純玉(すみお)さん(46)に感謝状を贈った。
署によると5月3日夕、松浦市御厨町の松浦鉄道の田渕踏切(警報機、遮断機付き)で、県内在住の70代の男性が運転する軽乗用車が誤って線路方向に侵入してしまい、立ち往生していた。線路沿いの道路を運転していた北尾さんは、この車を見つけ、男性を車内から助け出し、線路外で保護した。
数分後、伊万里発佐世保行きの列車が車に衝突。男性にけがはなかった。
山川純一署長は贈呈式で「命に関わる事故だったが、勇敢な行動に感銘した」とたたえた。この日、北尾さんは代表して感謝状を受け取り「列車通過の危険性を感じ、男性を必死に保護した。無我夢中だった」と話していた。【柳瀬成一郎】
