
米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は5月31日、イランが事実上封鎖しているホルムズ海峡で、米軍がひそかに商船の航行支援を実施していると報じた。約3週間で70隻が海峡付近を行き来したという。
ホルムズ海峡では現在、許可を得ずに航行することをイランが禁じており、精鋭軍事組織・革命防衛隊から商船が攻撃を受けるケースも頻発している。トランプ米政権は5月上旬、海峡に留め置かれた商船の脱出支援を開始したが、イランが強く反発。仲介国などから要請を受け、公には支援を中止していた。
NYTによると、米軍は商船の無線を切った上で、イランの対岸にあるオマーン近くを通って行き来しているとみられるという。ただ、ホルムズ海峡は戦前、1日100隻以上が通航しており、米軍の支援効果は限定的とみられる。【ニューヨーク三木幸治】
