
岩手県の山林などでクマによる人身被害が相次ぐ中、達増拓也知事は15日の定例記者会見で、入山規制をするか問われて「内部で検討している状況ではあるが、県が規制を行うとすれば、場所をかなり特定し、人を攻撃する凶暴なクマの存在が確認された場合になるのではないか」と慎重な姿勢を示した。
この日はクマ対策の関係部局長会議も県庁で開かれた。4、5月に紫波町と八幡平市の沢や山林で見つかった死亡者をクマによる犠牲として計上したことが報告された。
クマ対策を担当する千田志保・県自然保護課特命参事は会議後の取材に入山規制について、「山を誰が管理しているのかや山に向かう道路の閉鎖も含めて調整しなければいけない」と述べた。
一方、県内では、盛岡市中心部にもクマが出没。14日に岩手大学構内で目撃されたクマは、敷地外に出たことを警察官が確認した。14日夜には盛岡地裁や盛岡地検付近でも目撃された。【山田英之】
