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「アンネのバラ」見ごろ 父オットーさんから贈られ50年 東京


 第二次大戦中にナチス・ドイツに迫害され、15歳で命を落としたユダヤ人少女、アンネ・フランクゆかりのバラが東京都杉並区立高井戸中学校(高井戸東1)で見ごろを迎えた。アンネの父オットーさんから贈られて50年。平和への願いが込められたバラ約200株が大輪の花を咲かせている。

 同校は1975年、当時の2年生が国語の授業で「アンネの日記」を学び、アンネへの手紙を書いて、オットーさんに送った。オットーさんと交流する中で「アンネ・フランク」と名付けられたバラがあることを知った生徒らが「平和のシンボルとして校庭に植えたい」と申し出て、3株のバラが76年6月12日、アンネの誕生日に同校に届いた。花壇の横には翌年、「私たちは決してこのバラを枯らしてはならない」と記した札が立てられたという。

 50年の間には、花が途絶えてしまいそうになった時期もあり、職員や卒業生の保護者らが尽力し、守り育ててきた。現在は、地域の協力組織「アンネのバラ・サポーターズ」が中心となって世話をする。生徒による「アンネのバラ委員会」も水やりなどを担っている。

 生徒は入学時に校内に植えられたアンネのバラについて学ぶほか、道徳や平和学習の一環でも関連の内容を取り上げるという。

 バラは校門から校舎に向かう両側に植えられており、5日から一般に公開される。委員会担当の中野馨教諭は「地域の方々の支えがあってここまで続いてきた。きれいに咲いている花を見てほしい」と話した。

 一般公開は5、6日の午前9時~午後3時、7、8日の午前9時~正午。【岡礼子】

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