
2025年9月に発見された「パンスターズ彗星(すいせい)」が、日本各地で観測され、20日、太陽に約7500万キロ(地球―太陽の距離の約半分)まで近づく最接近日を迎えた。
彗星は今月に入り明るさを増した。栃木県矢板市の八方ケ原では12日早朝、双眼鏡でややぼんやりとした姿が確認でき、長く伸びた尾も撮影できた。
この彗星はハワイのパンスターズ2望遠鏡により発見された。この観測システムは過去に多数の彗星を発見していて、13年にも同名のパンスターズ彗星が明るくなったが、今回は別の彗星だ。
国立天文台によると、今は明け方の東の低い空にあり、観測は次第に難しくなりつつある。計算上は約18万年前にも太陽に近づいたとみられるが、今後は二度と戻らない見込みだ。【手塚耕一郎】
