
イスラエル軍は18日、レバノン南部に駐留する部隊に「差し迫った脅威」があったとして、部隊に近づいた「テロリスト」を攻撃したと発表した。イスラエル軍が一時停戦発効後に攻撃を認めたのは初めて。イランから支援を受けるレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラが反発し、一時停戦が形骸化する恐れがある。
軍の発表に先立ち、ロイター通信はイスラエル軍の無人航空機の攻撃によりレバノン南部で17日、1人が死亡したと報じていた。
イスラエル軍は停戦合意後も、レバノン南部の幅10キロの「緩衝地帯」で駐留を継続。イスラエルとレバノン政府の停戦合意文書には、イスラエルが差し迫った攻撃に対して「自衛権」を保持していることが盛り込まれている。
ヒズボラは、イスラエル軍がレバノン領土にいる限り「抵抗」する権利があると主張。今後、イスラエルの攻撃が続けば、レバノンだけでなく、米国とイランの停戦合意を不安定化させる可能性がある。【エルサレム松岡大地】
