
米ホワイトハウスのレビット報道官は8日の記者会見で、戦闘終結に向けた米国とイランの協議について、パキスタンの首都イスラマバードで現地時間11日午前に開催されると明らかにした。米代表団はバンス副大統領が率い、ウィットコフ中東担当特使とトランプ大統領の娘婿のクシュナー氏も派遣される。
また、レビット氏はレバノンでの戦闘は停戦合意に含まれないとの認識を示した。バンス氏も8日、「もっともな誤解から来ていると思う。イランは停戦にレバノンが含まれていると考えていたと思うが、実際には含まれていなかった」と語った。
イランが要求した「10項目の提案」については、レビット氏は当初の案から修正されたと説明。報道されている提案に触れ、現在は「より合理的で、完全に異なる案」になっていると主張。イランの要求にはウラン濃縮の容認も含まれているとされるが、トランプ氏がウラン濃縮を容認しない姿勢は変わっていないとも説明した。
トランプ氏も8日、自身のソーシャルメディアに「ウラン濃縮は行われない」と投稿。昨年6月の米軍の爆撃で地中に埋まった核物質はイランと協力して掘り起こし、除去するとした。
また、米ABCテレビに対し、原油輸送の要衝であるホルムズ海峡の安全確保に関し、米とイランの「共同事業」として通航料を徴収する可能性に一方的に言及した。【ワシントン松井聡】
