
東日本大震災から15年にあたり、福島県を訪問中の天皇、皇后両陛下と長女愛子さまは7日午前、富岡町に入られた。東京電力福島第1原発事故による全町避難の記録や郷土史を紹介する「とみおかアーカイブ・ミュージアム」を見学した。
館内には「被災パトカー」が展示されている。2011年3月11日の地震発生当日、津波にのまれた。町民の避難を誘導している最中だったという。
原発事故で町内への立ち入りは制限された。パトカーは野ざらしだった時期もあるが、有志の声もあって保存が決まった。乗っていた警察官2人のうち1人は亡くなり、もう1人は行方不明のままだ。
天皇ご一家はこのパトカーの前に立ち、副館長を務める三瓶秀文さんの説明に熱心に耳を傾けていた。
午後は、大熊町立の小中一貫校と認定こども園が併設された「学び舎ゆめの森」、浪江町の「道の駅なみえ」を訪ね、帰京する。【山田奈緒】
