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トランプ氏、イラン情勢で日本を評価 “役割強化”にも期待


 高市早苗首相は19日(日本時間20日)、ワシントンのホワイトハウスでトランプ米大統領と会談した。トランプ氏は、イランが事実上封鎖しているホルムズ海峡の安全確保について「日本が役割を強化することを期待している」と述べた。約1時間半の会談では、中国やエネルギー問題についても協議した。

 記者団に公開された会談の冒頭で、トランプ氏はイラン情勢を巡る日本の対応について「前向きに取り組んでくれている」と評価する一方、「(米軍が)日本に約4万5000人駐留し、多額の資金を日本に投じている。そのため、日本が(役割を)強化することになっても驚かない」と言及。日本が輸入する原油の大部分がホルムズ海峡を経由することに触れ、日本が取り組みを強化すべき「大きな理由だ」と述べた。

 一方、高市首相は「我が国は周辺国に対する攻撃、ホルムズ海峡の実質的な閉鎖についても非難し、イラン外相に対しても、それをやめるように申し入れをしてきた」と日本の立場を説明した。その上で高騰する原油価格の抑制に向けて「世界のエネルギーマーケットを落ち着かせるための提案も持ってきた」と語った。

 またトランプ氏は、「日中関係がぎくしゃくしていることは知っている。今、どのような状態か知りたい」として、対中認識を擦り合わせる意向を示した。延期になっていた訪中については、再調整中だとして5月中旬に実施される可能性を示唆した。

 両首脳は19日夜に夕食会を予定している。当初はワーキングランチが実施される予定だったが、トランプ氏の意向で取りやめとなり、会談時間を延長した。

 トランプ氏はホワイトハウスで首相を抱擁で出迎え、友好ムードを演出した。会談では自民党が大勝した2月の衆院選に言及し、「日本史上、選挙で最も大きな成功を収めた。人気があり、力強く、偉大な女性だ」と持ち上げた。

 首相もトランプ氏をファーストネームで呼んで親密さをアピールし、「世界に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけだ。諸外国に働きかけて応援したい」などと語った。【ワシントン金寿英、飼手勇介】

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