
米CBSテレビは15日、昨年12月下旬のトランプ米大統領とイスラエルのネタニヤフ首相の首脳会談で、核開発を巡るイランと米国の交渉が決裂した場合、トランプ氏がイスラエルによるイランの弾道ミサイル拠点の攻撃を支援すると伝えていたと報じた。トランプ氏は交渉が頓挫すれば米国自身が軍事行動に踏み切る可能性を示唆しているが、イスラエルが再びイランを攻撃する可能性もくすぶっている。
米CBSによると、米軍と情報機関の幹部の間で、米国がイスラエルによるイランへの攻撃を支援する計画について検討を始めたという。米軍によるイスラエル軍機への空中給油や、イスラエル機がイランに向かう際、周辺国の上空通過の許可の調整などが含まれている。
イランの核交渉は昨年4~5月にも行われたが、イスラエルが6月にイランを先制攻撃し、頓挫した経緯がある。イスラエルはイランの核開発の停止だけでなく、弾道ミサイルの開発制限なども不可欠だと主張している。
ロイター通信によると、米国とイランの2回目の高官協議は17日にスイス・ジュネーブで行われる。米国側は核開発の放棄だけではなく、弾道ミサイル開発の制限などを求めているのに対して、イランは核問題に絞りたい考えで、両者の隔たりは大きい。【エルサレム松岡大地】
