
6日に長崎市で「長崎ランタンフェスティバル」が開幕するのを前に、県庁2階のレストラン「シェ・デジマ」の入り口に、中華料理の包丁技法を使って作られた2頭の竜のオブジェが登場した。堀切章郎(あきお)料理長(56)が中華の「飾り切り」の技を生かし、発泡スチロールを切って制作した。堀切さんは「ランタンフェスとともにお客様に喜んでもらえたらうれしい」と話す。【添谷尚希】
堀切さんは長崎市の海星高を卒業後、大阪市の調理師専門学校に進学。住み込みでアルバイトしていた大阪の店の中華料理に感銘を受け、中華の道に進んだ。19歳から大阪や長崎市の新地中華街の店、佐世保市のホテルなどで、四川料理や広東料理に腕を振るった。
ペティナイフで野菜に花や動物などを彫る飾り切りは約20年前から研究を重ね、宴会料理などで披露。今回の竜のオブジェは、横180センチ、縦90センチ。約700枚のうろこや生き生きとした顔の表情、躍動感のある形にこだわり、約4カ月かけて完成させた。
堀切さんは「オブジェには、幸福や金運、長寿を象徴する『福禄寿』の字を隠している。昼食の列に並んでいる時などにぜひ探してみてほしい」と語る。
