ロシアのウクライナ侵攻を巡り、両国と仲介役の米国が和平案などについて話し合う2回目の高官級協議が5日、アラブ首長国連邦の首都アブダビで開かれた。出席した米側のウィットコフ中東担当特使は5日、X(ツイッター)で3者が314人の捕虜交換で合意したと明らかにした。
5日の協議は4日に続いて2日目。主張の隔たりが大きいウクライナ東部の領土問題などについて議論をしたとみられる。
ウィットコフ氏は、「依然として重要な課題は残されている」とする一方、こうした措置がウクライナでの戦争終結に向けた努力を前進させていることを示していると強調。「協議は継続され、今後数週間でさらなる進展が見込まれる」と投稿した。
ウクライナ側の代表を務めたウメロフ国家安全保障国防会議書記も4日、初日の協議を振り返り、Xで「具体的な措置と現実的な解決策に焦点が置かれ、生産的だった」と評価していた。
協議では、ウクライナ東部の領土問題を巡り、ウクライナ側は現在の前線での戦闘停止を主張。ロシア側はウクライナ軍の全面撤退を求めており、妥協点を見いだせるかが一つの焦点となっている。【ベルリン五十嵐朋子】

