
ロシアのウクライナ侵攻を巡り、両国と仲介役の米国が和平案などについて話し合う高官級協議が4日、アラブ首長国連邦の首都アブダビで開かれた。
3カ国の高官級協議は1月24日以来。ウクライナ東部の領土問題などについて議論したとみられ、5日も継続することで合意した。
ウクライナ側の代表を務めたウメロフ国家安全保障国防会議書記は、X(ツイッター)で「具体的な措置と現実的な解決策に焦点が置かれ、生産的だった」と協議を評価した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は4日のビデオ演説で「近いうちに捕虜交換が行われることを期待する」と明かし、捕虜を巡る合意が近いことを示唆した。
ウクライナ東部ドンバス地方(ルハンスク、ドネツク両州)を巡り、ウクライナは現在の前線で戦闘を停止することを主張。ロシアはウクライナ軍の撤退を求めており、妥協点を見いだせるかが焦点となっている。
協議に先立つ2日夜、ロシアはウクライナ・キーウなどのエネルギー施設に大規模な攻撃を実施し、ゼレンスキー氏はロシアへの批判を強めている。4日時点でもキーウの1000棟以上の集合住宅で暖房が使えない状態だという。
【ベルリン五十嵐朋子】
