
将棋棋士九段で「ひふみん」の愛称で親しまれた加藤一二三さんが22日、86歳で亡くなった。羽生善治九段は自身のX(ツイッター)で、加藤さんとの思い出を振り返った。
羽生九段は「加藤一二三先生の御帰天の報に接し、心から哀悼の意を表します。加藤先生と出会えたことを神に感謝致します。どうぞ安らかに憩われますよう心よりお祈り申し上げます」と投稿した。
続けて、「加藤一二三先生とは子供の頃から沢山の思い出があります。結婚の際には妻がカトリック信者であることを大層喜んで頂きルルドの貴重な御聖水や妻の洗礼名である小さき花のテレジアのおメダイを頂戴したり、子供達の初聖体にもご参列頂きご夫妻で祝福してくださいました」と個人的な思い出をつづった。
さらに「国民栄誉賞や永世七冠獲得時には私以上に喜んでくださって、超特急の早口で将棋の話、キリスト教の話を交えお祝いして下さったあの日の笑顔が鮮やかに目に浮かんできます。五十代からの棋士の道のお話をもう伺えないことが残念です。折々に祝福・心配・応援のお言葉をかけてくださる優しく温かいお人柄、将棋への愛に溢(あふ)れた偉大な大先輩でした」としのんだ。【井上知大】
