
クマによる人身被害が相次いだ岩手県は26日、県庁で関係部局長会議を開いた。今年度の出没は11月末までに9270件に上ったことが報告された。前年度同時期に比べて3倍以上になっている。1136頭を捕獲した。
人身被害は38人。このうち5人が死亡した。11月以降、出没や人身被害の件数が、ある程度落ち着いていることから、県は出没に関する警報を来年1月1日から注意報に切り替える。
また、クマの被害を防ぐ調査・研究を担当する専門職員1人と狩猟免許を持つ職員(ガバメントハンター)5人の公募を始めた。
県農林水産部は来年度、人の生活圏への出没を抑制するため、クマの移動経路になる河川、学校周辺の樹木の刈り払いを支援する。
達増拓也知事は「冬眠シーズンだが、注意しなければならない。1月の注意報は極めて異例。特別な状況であることを理解してほしい」と県民に呼びかけた。【山田英之】
