
福岡県久留米市は12日、下水道事業会計と3特別会計で、消費税・地方消費税を過大に払っていたと発表した。地方債償還にかかる消費税率の適用ミスで、過大納付額は2016~24年度分の約1億5800万円。更生請求できる過去5年分の約1億500万円は還付されるが、残額は還付されない見込み。
市上下水道局によると確定申告の際に毎年、地方債を償還していくが、起債年度の消費税率で消費税見合(みあい)額を計算するはずなのに、申告年度の税率で計算していた。消費税は1997年に5%、2014年に8%、19年に10%と上がっており、税率を高く計算した。同じ過払いは15年度分でも起きていた可能性があるが、資料保管が期限を過ぎていて確認できなかった。
8月の外部研修で同様のミスを聞いた職員の指摘で、過去の確定申告を調べて発覚した。市は消費税の外部研修への積極的参加や、職場内での情報共有で再発防止を図るとしている。
関係3特別会計は、市上下水道局担当の農業集落排水事業、特定地域生活排水事業と、中央卸売市場担当の卸売市場事業。【前田博之】
