
安倍晋三元首相銃撃事件で起訴された山上徹也被告(45)は2日、奈良地裁(田中伸一裁判長)で開かれた裁判員裁判の被告人質問で、安倍氏が参院選の応援演説で奈良市を訪問したことについて「偶然と思えないような気がした」と語った。
事件は2022年7月8日午前、奈良市の近鉄大和西大寺駅前で発生した。被告は「6月末にも安倍元首相が大和西大寺で応援演説をやっていた」と振り返った。
被告は事件前日に安倍氏を銃撃するため、手製銃をショルダーバッグに入れて岡山市に向かったことを明らかにした。その時の状況について「会場付近をうろうろしていましたが、銃撃の機会がなかった」と語った。
岡山から帰る途中で、安倍氏が奈良市に来ることを知ったという。安倍氏の訪問について「まさか自分が銃撃に失敗した翌日に来るとは思いもしなかった」と述べた。【林みづき】
