
JR北海道は19日、2025年度の列車とヒグマの衝突回数が過去最多になったと発表した。25年度は17日までに56件で、これまで過去最多だった23年度の計52件を上回った。
JR北によると、25年度の4~9月で衝突が多かった区間は、旭川と稚内を結ぶ宗谷線で20件。旭川と網走を結ぶ石北線、南千歳と新得を結ぶ石勝線が各5件と続いた。
24年度は21件で、23年度の半数以下となったが、25年度は道内でドングリなどヒグマの主要な食物が凶作となり、各地で出没が相次いでいる。
綿貫泰之社長は19日の定例記者会見で「出没の状況に応じて社員に熊スプレーを持たせ、出没の恐れがある区間で衝突した野生動物は、ハンターを呼んでから処理するなど、社員の命を守る対策をしている」と説明した。【和田幸栞】
