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「殺傷基準上回る」 被告の手製銃を鑑定の警察職員 安倍元首相銃撃


 安倍晋三元首相銃撃事件で起訴された山上徹也被告(45)の裁判員裁判が6日、奈良地裁(田中伸一裁判長)であり、事件で使用されたとされる手製銃の鑑定をした警察職員が検察側証人として出廷した。弾丸の発射速度は秒速270メートル近くに達し、「人を殺傷する基準を大幅に上回っていた」と証言した。

 被告は奈良市内の自宅で手製銃約10丁を製造したといい、7丁が現存している。このうち、安倍氏に向けて発砲したのは銃身が2本付いた口径約21ミリの手製銃だったとされる。検察側は、事件で使用された手製銃が威力や構造から武器に該当し、銃刀法違反(発射)や武器等製造法違反が成立すると主張している。

 証人の警察職員は当時、奈良県警科学捜査研究所(科捜研)に所属。手製銃の発射威力を捜査した。

 警察職員によると、事件で使われた2銃身の手製銃はバッテリーやスイッチを備え、スイッチを押すと電流が流れて一度に6個の弾丸を発射できる構造をしていた。

 一般に、弾丸が4ミリのベニヤ板2枚を貫通すれば、体内に侵入して血管を損傷できる威力があるとされる。被告の2銃身の手製銃は発射速度が秒速約220~270メートルあり、計4度の試射でベニヤ板4枚をいずれも貫通した。他の手製銃6丁も、やはり殺傷能力を持っていた。

 県警が押収した手製銃には、被告が火薬を装塡(そうてん)した状態のものがあり、発射実験をしたところ、市販の火薬を使った場合より威力があったという。警察職員は「薬量、薬室、銃身の長さのマッチングが大事になるが、(被告の手製銃は)条件が整っていると思った」と証言した。【田辺泰裕、木谷郁佳、喜多瑞輝】

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